原油価格は一段安へ

暇つぶしに「エージェント・ライアン」というDVDを観た。原油価格を引き上げたいロシアと原油価格を引き下げたい米国が対立し、米国の力で原油価格の下落が決定的になるが、それを遺恨に思ったロシアのエネルギー新興企業のトップが、米国でのテロを画策し、ドル相場を急落させる計画をたてる。「9.11」を再現させてやる!と復讐に燃えるが、アフガニスタン帰りの帰還兵で今はウォール街の投資銀行に勤める企業戦士となったライアン(クリス・パイン、2009年公開のスタートレックで主演)がロシアの陰謀を突き止めた。祖国を救うためCIAのエージェントとなり、美しい婚約者(キーラ・ナイトレイ)の協力も得て縦横無尽・獅子奮迅の活躍をする。。。。という、アメリカンヒーロー的な話だが、最近の原油価格やそれを取り巻く世界情勢を振り返ると、妙なデジャブ(既視感)を覚える。
国際原油価格の下落が止まらない。WTIは9月上旬、中旬に90ドル前半でサポートされて反発し、目先の上値抵抗線95ドルをブレイクしてダブルボトムが形成されるかと思いきや売り叩かれ、10月2日の時間外取引では90ドルを割り込んだ。北海ブレント原油も時間外取引で93ドルを下回り、両者共に価格レンジが一段と引き下がっている。ロイターの調査によると、9月のOPEC加盟12か国の産油量は日量3,096万バレルで、前月比同81万バレルの増加だった。これは2012年11月以来の高生産水準で、リビアの供給量回復や、イラクやナイジェリアの増産のほか、サウジアラビアの産油量も前月より増えている。今年第3四半期のOPEC原油推定必要量は日量3,000万バレル台前半であることを考えると、9月の産油量はそれを超えている。第4四半期の必要量見通しは同3,000万バレル前後なので、9月の生産量水準が続くと余剰幅が拡大する。

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