陽転の兆し出始めるゴム市場 シンガポール市場から底入れ反発の期待

 高値から大きく下げ続けているゴム相場だが、年末から来年初めにかけては上昇トレンドへ陽転することになりそうだ。これまで、下げ相場が投資家の投資意欲を削ぐ状況となっていたが、底値探りの色合いが濃くなるにつれて徐々に人気が戻りマーケットが活性化する期待がかけられる。

 既に、東京や海外のゴム相場は2011年2月の過去最高値から十分に下落しており、これ以上の下値余地はあまりないと判断できるためだ。値位置も2009年3月以来5年6カ月ぶりの安値圏まで後退してきたことで、そろそろ底値を模索する段階に入ってきた公算が強い。

 東京以上にシンガポールなど海外相場の下げが鋭角であるため、まずは海外相場が底入れして反発する動きとなりそうだ。足元のシンガポールRSS3期近は大幅続落となっており、10月1日の相場は中心限月の11月限が前日比5.50セント安の150.00セントとダメ押しのような急落となった。一時149.30セントまで下げて中心限月としては5年6カ月ぶりの安値を更新。この結果、2011年2月の過去最高値648.8セントから499.5セント安、下落率は77.0%に達した。最高値からほぼ500セントの下落になるとともに、一般に最大下落率の目安とされる68%安を大きく上回っている。

 相場は下げ過ぎ感が広がっているため、この値位置からの下げ余地は限定的となるだろう。このため悲観的な見方をしていた筋は、これまでのように通り一遍等のショート・ポジション建てをしにくくなることが予想される。

 テクニカル的には、シンガポールRSS3月間足チャートが示すように、2000年以降の長期トレンドから導かれる下値支持付近まで下げてきているため、そろそろ大底をつけるタイミングであることは衆目の一致するところだ。あとは、今の大幅順ザヤが修正されて当先のサヤが縮む動きとなった場合は、トレンドに変化が出るサインだと判断できる。

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